肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは?
肩甲骨はがしとはお仕事や日常動作などで張り固まってしまった首や肩、肩甲骨まわりの可動域や腕が上に上がらないなどの動きが制限されてしまい思ったように動かせない首から肩まわりの筋肉や関節靭帯の症状を改善するのに効果的で指圧やストレッチをやっているけどすぐに固くなってしまいなかなか良くならないというお悩みの方におすすめの施術です。また肩甲骨の筋肉を緩めることにより猫背・巻き肩などの歪んだ姿勢を改善したり、肋骨や背骨にくっついている横隔膜の動きが良くなることで呼吸の質が改善し睡眠の質の向上、肩甲骨・背骨のまわりなどの背面にある褐色細胞を刺激し、活性化させることにより代謝が上がり冷え性の改善や美容痩身効果などの期待できます。
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肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
一口に肩こりといっても、首、肩、背中にかけての広い範囲が硬くなって重く感じたり、痛んだりと、人によって自覚症状はさまざまです。慢性化すると、頭痛、めまい、眼精疲労などを伴うこともあります。
肩こりによる痛みや不快感は、もともとの体型や前かがみの姿勢を続けることなどによって、筋肉が緊張して血行が悪くなることで生じます。特に冬は、寒さや厚着による服の重みなどの影響で、筋肉がさらにこわばって血行不良が進み、肩こりが悪化しやすくなります。このような筋肉の状態に、ストレスや、座りっぱなしで動かない生活習慣が加わると、肩こりの不快感がさらに増し、症状を強く感じるようになります。
また、首(頸椎)の形状も肩こりや首こりに影響します。本来、頸椎は緩やかな前弯のカーブを描いていますが、パソコンでの作業やスマートフォンの操作などで前傾姿勢をとり続けることで、このカーブがまっすぐになったり(ストレートネック)、後弯したりします。すると、5 kgもある頭の重さを支えるために首の筋肉に大きな負担がかかるようになります。首を30度前に傾けると、頭の重さの3倍以上の18 kg、60度傾けると27 kgもの負担が首の筋肉にかかります。 -
肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩こり対策として、入浴やマッサージなどは血行が良くなるため有効ですが、いずれも根治にはつながりません。特にマッサージは深いところに届きにくいうえ、強く揉みすぎると筋肉が傷ついてしまいます。かえってこりを強くしてしまう場合があるため、注意が必要です。また、首のこりを感じて首を回す人も多いですが、肩こりに関係する筋肉は一部しか動かず、大きな効果は期待できません。
じつは、肩こりの原因となる筋肉は、首よりも肩甲骨につながって存在しています。本来、肩甲骨は肋骨の背中側の上にあり、島のように浮いた構造をしていて、肋骨の上をすべるように動くようにできています。しかし、長時間じっとして前傾姿勢を続けることが多くなった現代人の場合、肩甲骨が外側に広がったままで動かないため、肩甲骨周辺の筋肉の血行が悪くなって硬くなりやすいのです。そのため余計に肩甲骨の動きも悪くなり、ガチガチにこりかたまっていくという悪循環に陥ります。
特に、肩甲骨を上に引き上げる役割をする「肩甲挙筋」と、肩甲骨を寄せる「菱形筋」が、肩こりと深く関連します。これらの筋肉は深部にあるため、マッサージでほぐすことができません。肩甲骨を動かすストレッチによってこれらの筋肉をほぐし、肩甲骨の動きを良くすることが、肩こり解消につながります。
自分でできる肩甲骨はがし
1人でできる簡単な肩甲骨はがしを紹介します。
1つは両腕を肩と同じ高さで前に伸ばしたら腕を後ろに引いて肩甲骨を体の内側に動かす方法です。
この時のポイントは腕を後ろに引くイメージよりも肩甲骨自体をゆっくり大きく動かす事を大事にして欲しい事です。肩甲骨の可動域を増やすための運動なので肩甲骨まわりの筋肉を緩めることを目的としているからです。それと姿勢を正して行うことです。姿勢を正すことは他の運動でも同じことが言えます。姿勢はとても大事です。そしてこれを1日10回を3セット毎日続けて頂きたいです。毎日と聞いて気を落とす方もいるかもしれませんがこのような運動は毎日行うことが大事になってきます。ですが、1日たった30回を毎日行うだけで必ず効果は現れます。「継続は力なり」
みなさんもご自身のお体と向き合ってみてください。
当院の肩甲骨はがしとは?
当院の肩甲骨はがしの特徴として肩甲骨まわりの固まった筋肉をほぐし首から肩・背中の張りを緩和させるとともに肩の関節の動きの調整も行う事です。肩甲骨周辺に付着している肩甲挙筋[肩を持ち上げる]・小菱形筋[肩甲骨同士を寄せる・腕を下げる]・大菱形筋[肩甲骨同士を寄せる・腕を下げる]・大円筋[肩を内側に寄せる・後ろに伸ばす]・小円筋[肩を外側に捻る]・棘下筋[肩を外側に捻る]・広背筋[肩を内側に寄せる・後ろに伸ばす・内側に捻る]・肩甲下筋[肩を内側に捻る]・僧帽筋[上部:肩を持ち上げる・腕を持ち上げる/中部:肩甲骨同士を寄せる・腕を持ち上げる/下部:肩を下げる・腕を持ち上げる]これら9つの筋肉それぞれの働きを解剖学的に沿って骨格矯正と組み合わせてアプローチしていきます。